事故車の査定はどのくらい下がるのかわかりやすく説明しています。事故車から修復歴車、キズや再塗装など色々なケースで査定額がどのくらい下がるのか。事故車の車買取事情や事故車の査定価格の算出方法について詳しく解説。
事故車の査定額はどのくらい下がる?
事故車は一般的に査定額が下がると言われています。
これは事実と思いますが、事故車の査定はどのくらい下がるのか不明ですよね?
事故車の査定は一般中古車よりどのくらい下がるのか
- そもそも事故車でも売れるのか
- 売れたとしても査定額はどのくらい下がるのか
- なんとかして少しでも高く車買取してもらいたい
そこで今回は、事故車から修復歴車、キズや再塗装などいろいろなケースで査定額がどのくらい下がるか解説していきたいと思います。
事故車の車買取事情について詳しく解説していくので、事故車の査定に対する不安を解消していきましょう!
どのくらい下がる?事故車の査定価格の算出方法
中古自動車の買取価格の決定の算出方法は、対象となる中古自動車の年式、型式、走行キロ数などからは判断されるその自動車の相場から、その自動車の修復歴等による減額分を差し引いた金額が基本になります。
事故車(修復歴車)の相場を調べる場合
その修復歴車と同等程度の車の
- 年式
- 型式(車種)
- 走行距離
- 事故車でないとした場合の相場
これらから、修復歴車であることの減額分を差し引いて、その買取相場が決定されます。
例えば、平成○○年式、三菱パジェロジュニア、型式E-H57A、走行距離約30,000キロの中古自動車の相場が30万円だと仮定します。
この自動車に修復歴があると事故車扱いになるため、それによる評価減が25万円だったとします。
すると、この車の評価額は、30万円-25万円=5万円となります。
事故車っていうだけで相場よりこんなに落ちるんですか?!
安心してください。これはその車に修復歴がある場合のケース。そもそも、あなたの車がこの”修復歴車”に当たるとは限らないんです。
単に修理した車と修復歴車ではどのくらい下がるかが大幅に変わる
事故車とはその名前の通り、事故を起こしてしまったクルマです。
例えば、買い物目的にスーパーへ立ち寄り、バック中に後方にある看板に車の後ろバンパーをぶつけてしまった。
これもその人からすれば「事故を起こしてしまった!」という認識から自分の車は事故車だと考えるでしょう。
また、信号の無い十字路において出会い頭に衝突してしまい車が自走できない程のダメージを受けてしまった。
これも紛れもない事故のケースであり車は事故車でしょう。
しかし、車業界での事故車(修復歴)は後者のような場合にのみ該当するんです。
修復歴車も修理した車も同じく事故車ではありますが、査定上の取り扱いが大きく異なります。
修復歴車は、査定における評価の際に、大幅に下がる要素となります。
一方、修復歴車に該当しない車はよほどの傷やへこみでなければ、査定にそれほど大きな影響は与えません。
中古車査定の事故車の定義
車には外装の内部に骨組み(フレーム)があり、以下の名称を損傷すると事故車(修復歴あり)として扱われるようになります。
一般財団法人 日本自動車査定協会(JAAI)が定めた事故車の定義というものがあるのですが、あなたの車が事故車か、そうでないのか?
車の骨組み部分は非常に重要で、一箇所大きくへこみ車のフレーム修理をしても衝撃が波のようにフレームを伝わり、損傷箇所から離れた箇所にダメージを受けている場合もあります。
この部分が損傷していると修復歴ありとなってしまいますが、逆をいえばこれ意外のポイントが損傷しても修復歴車とはならないので覚えておくと良いでしょう。
各損傷別の下落状況!中古車査定額はどのくらい下がる?
ここからは自動車買取において修理内容と査定額の下落の関係(価格がどのくらい下がるか)をご紹介していきたいと思います。
ただし、これらの価格はあくまでも業者や場合によって異なります。
また、実際の車両状況によっても当然異なるので、参考程度の比較に留めておいてください。
査定額に影響なし!どのくらい下がるか全く気にしないでOK
どのくらい下がるか査定の心配の無いキズ類は、ホイールなどを縁石に少し擦ってしまった状態や、道路を普通に走行中にできてしまう飛び石によるポイントキズ。
多少擦った程度なら事故車にはならない
駐車場の段差などで車体下部を擦ってしまった擦り傷や、ドアノブのひっかき傷、軽度なドアパンチなどは全く問題なく査定時に大きなマイナスにはなりません。
気にする業者もあるが、ほとんど査定に影響の無いキズ
- フロント窓ガラスの飛び石によるキズやリア・サイド・フロント各所のバンパーの軽度な擦り傷。(へこみなし)
- 経年劣化によるヘッドライトのくすみ。
- ホイールカバーのヒビや割れなど
このあたりの損傷であれば、事故車の査定でもどのくらい下がるのか気にせずともほとんど査定に影響はありません。
まれにヘッドライトが黄色くくすんだ車は印象が悪いためマイナスされる場合がありますが、それも査定では実質数千円程度です。
査定に1万円~3万円程ダウン。気にする買取業者も多い
char no=”1″ char=”車の査定ガイド1”]ただし、どのくらい下がるか気にしても1~3万円程度のマイナスですし、修理してもその分査定アップとなる可能性は少ないのでそのまま査定に出した方がベストです。[/char]
事故車(修復歴車)とは言わないが傷が深い車に多い
- フレームまでは損傷していないバンパーのへこみキズ
- 30cm以上の擦り傷(しかも塗装よりも削れている)
- ヘッドライト、テールランプ、ウィンカーの割れ(1箇所)
- 日焼けによるボンネットやルーフの塗膜変色、およびクリア塗装の剥げ
- タバコによるシート焦げ(喫煙車類)
- ペットによる内装のキズ
- スリップサインが出ているほどのタイヤの溝が少ない
- 電動格納ミラーが動かないもしくは、片方のみ動かない
などこれらの状態は査定時にマイナスとなることが多いでしょう。
査定額5~10万円ダウン、ほとんどの買取業者がマイナス査定にする事故車
- フレームまでは損傷していないが、修理箇所が2箇所以上のダメージを受けた事故によるヘコみ。(例:サイドからぶつかりドア2枚修理など)
- オールペイント(全塗装)を施しているが塗装状態が良くなく、マスキング状態がずさんで元の塗色が細かい箇所に見えていえる。または各所に塗装の垂れや気泡が発生している。
- スポーツ走行時の軽量化目的で、内装の内張を剥がしてしまい、ドアや床の鉄板がむき出し状態。
- 車検非対応の改造品を装備したままにしておく(マフラー、フェンダーからはみ出したタイヤなど)。
査定で10万円以上は確実にダウンする事故車とは
では査定時に10万円以上も落ちるような事故車というのはどんな車か。それがまさに、前述で紹介したフレーム各所まで損傷した事故車の場合です。
このケースになってしまうと、査定時に10万円以上下がることは必須です。
査定額によっては廃車専門買取にお願いした方が良いケース
元々あなたの今の車が、年式が古かったり、走行距離が多かったりして綺麗な状態でも30万円程度の買取りの車であれば、廃車や事故車専門の買取業者査定を利用した方が良いでしょう。
ここまで傷が大きければ、一般的な中古車買取業者の場合だと断られてしまう可能性もありますよね。
この場合は、一度事故を起こして実費で修理をしたため外観は通常の車と変わらなくても、事故歴によってやはり10万円前後の査定ダウンは仕方がありません。
事故車の査定がどのくらい下がるか気にする前に
事故車の買取査定で最も重要なことは、複数の買取業者に見積もりを依頼することです。
複数の買取業者に依頼すると、その中には事故車を高値でさばける販売ルートを持ち、かつ、事故車であることを理由に買いたたきを行わない良心的な業者が現れる可能性が高まります。
1社のみの見積もり依頼だとその業者が事故車のよい販売ルートを持っていなかったり、仮に持っていたとしても、足元をみて査定価格を不当に引き下げる業者だったりします。
複数の買取業者に依頼すれば、そういった業者に引っかかることはありません。
複数の買取業者の見積もりを比較することで、対象事故車の買取価額のおおよその相場を知ることができ、非常に参考になります。
- インターネットの一括査定に出す
- 値段が付けばそのまま売却
- 値段が付かなければ事故車専門店に査定へ出す
事故車の査定はどのくらい下がるのか?まず私たちが「これは事故車だ」と思っていても、じつはそれがただの思い過ごしだったパターンがあります。
もし事故車ではないのに事故車専門店に持ち込んでしまうと、本当はもっと高く売れていたはずの車を安く売却することになりかねません。
ですから、専門店に依頼をする前に必ずかんたん車査定ガイドなどの一括査定サイトで買取業者に見積りを依頼することをオススメします。
買取店への持ち込みは手間がかかるためオススメできませんが、一括査定であれば概算価格をすぐに知ることができます。
事故車買取専門店への持ち込みは、一括査定でも値段がつかないときに初めて活用するのが、かしこい選択といえるでしょう。
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