車の買い替えで税金はどうなる?【還付金やベストな時期は?】
車の買い替え時にかかる税金の取り扱いについてわかりやすく解説しています。まず、車に掛かる税金は自動車重量税と自動車税があります。それぞれの買い替えの際の税金の説明と注意点、また還付金の取り扱いについても記載しています。
クルマ関係に詳しくない人にとっては、車の保険や税金に関してはわかりにくいものですよね。
買い替えの時期に購入の為の諸経費や税金などを調べてみても正直なところ理解しにくい。。。
もしかするとあなたも下記のような悩みをお持ちではないでしょうか?
- 車の買い替え(乗り替え)の際、得をするタイミングとか時期ってある?
- 自動車の税金の支払いに関して良く分からない。
- 車の買い替え時期によっては節税にならないの?
- 車の買い替えの際、税金関係で注意する方法は?
実際に上記のような悩みを持っている人は多いようです。
そこで今回の記事では車の買い替えの際の税金についてサイト内にて情報をまとめてみました。
【買い替える前に】そもそも車の税金は何がある?
まず、車に掛かる税金は
- 自動車重量税
- 自動車税
これだけのものがあります。
自動車重量税=車検時に払う税金
新車を取得した時や車検の際に、車の区分や重量によって課税される“国税”です。
簡単に言えば、公共の道路に車を走らせることによりかかる税金ということですね。
車をもっていても車検を受けていないなどの理由で道路を走らないのであれば重量税はかかりません。
自動車重量税は、車検の際に支払うので、自家用車なら毎年払う事はありません。
ただし4や1ナンバーの貨物は1年ごとに自動車重量税が掛かります。
ちなみに昔は新車の登録から11年目以降の乗用車は「1年車検」、という事もありましたが法律が変わって現在は2年です。
その代わり、13年経過すると車検の際の自動車重量税は割増になります。
納付方法は、自動車重量税納付書に相当する金額の印紙を貼り提出することで行いますが、このあたりはディーラーや車検業者が代行して行うので、実際の書類などは知らない人が多いかと思います。
自動車税=毎年払う地方税
自動車税は登録した都道府県から請求される「車を持つこと=ナンバーを取得、維持すること」に対して毎年支払う都道府県税(地方税)です。
この金額は、自動車の種類、用途、排気量などから計算されます。
総排気量 | 年税額(自家用車) |
---|---|
1,000cc以下 | 29,500円 |
1,000cc超 1,500cc以下 | 34,500円 |
1,500cc超 2,000cc以下 | 39,500円 |
2,000cc超 2,500cc以下 | 45,000円 |
2,500cc超 3,000cc以下 | 51,000円 |
3,000cc超 3,500cc以下 | 58,000円 |
3,500cc超 4,000cc以下 | 66,500円 |
4,000cc超 4,500cc以下 | 76,500円 |
4,500cc超 6,000cc以下 | 88,000円 |
6,000cc超 | 111,000円 |
非常に簡単ではありますが、車両区分や排気量別にこのようになっています。
排気量が500cc上がるごとに5,000~10,000円程度の税額が上昇すると覚えておくといいでしょう。
また今回表にまとめたもの以外で、車の買い替え時の税金については車種によって減税対象である場合があります。
逆に、新車登録から13年を超えた車は、約15%多く課税されます。
なお、毎年4月1日を起点とした車の所有者に対して自動車税納税通知書が送付されます。手元に届くのは大体5月に入ってからですが、支払期限は5月31日となっています。
納付書の到着から、支払期限までの期間があまりないので、「払い忘れ」には注意が必要です。
延滞すると、きっちり延滞金を取られるので注意しておきましょう。
とはいえ1年分の税金を前払いする「自動車税」ですが、必ずしも1年乗り続けるとは限りませんよね?
車検やローンが終わったのを機に下取りに出したり廃車したり、車を乗り換える為に新車や中古車に買い替えることだってあります。
そうなると、すでに払ってしまった自動車税は戻ってこないのか?まずはこの辺りをわかりやすく説明していきます。
新車or中古車に買い替えたら残った分の税金は戻ってくるの?
車を「適正に廃車」にした場合は、納付された重量税が月割りで戻ってきます。
「適正に廃車」とは、ディーラーなどの業者に引き渡し、不法投棄されずにリサイクル法に沿って、適正に「解体」される事です。
したがって、中古車として売った(下取りに出した)場合は税金は戻ってきません。
次にあなたの車を中古車として買う人も、車検の有効期間中の税金を払う必要はないのです。
車検の有効期間が1年以上残っていると車の査定額がやや上がるのは、この事も理由の一つです。
車の買い替えで税金(自動車重量税)はどうなる?
車を買い替える際に中古車として売却しようとする場合、車検の有効期間が長いということが買取業者との交渉材料の一つになりますよ。
車の買い替えで税金(自動車税)はどうなる?
こちらも自動車重量税と同様です。
廃車の場合は翌月から年度末分が還付されます。(軽自動車税は戻りません)
したがってこちらも中古車として売却した(下取りに出した)場合は税金が戻ってきません。
以上の事から、下取りや買取に出して廃車・スクラップ・解体にしない限り、税金は戻らない、という事になります。
こちらも車検がまだまだ残っている、売却時期が4月から間もない、といった場合は今の車の査定時にプラス査定になるはずですなので、査定見積りの時に是非買取業者に確認してみてください。いい査定額を引き出せますよ。
年度の途中で車を買い替えた場合、自動車税はどうなる?
自動車は、抹消登録(廃車)をすると、すでに支払った自動車税が還付されます。
年度の途中で抹消登録をおこなうと、その翌月から翌年の3月までの自動車税を月割りにして、すでに支払った自動車税との差額が還付されることになります。
買い替える前の車(すでに払った)自動車税
例えば、5月に支払った自動車税が39,500円で、9月に抹消登録すると、4月~9月までの自動車税は支払う義務がありますが、10月から翌年の3月までの6ヶ月分は還付されるという仕組みです。
計算は
39,500円(すでに支払った自動車税)-(39,500円×6/12)=19,750円
となり、還付金は19,750円となります。
抹消登録の際に自動車税の還付の手続きも同時におこないますが、手続きから1~3ヶ月ほどで還付金を受け取ることができます。
※軽自動車の場合は登録を抹消しても自動車税は還付されることはありません。
買い替えた新車(新たに登録する車)の自動車税
新車または中古車の購入時、自動車税は、その車にかかる1年分の自動車税を、翌月から翌年の3月までを月割りにして前もって支払います。
つまりは「前払い」です。
自動車購入時の見積もり項目に、その年度の自動車税は含まれることになるわけです。ちなみに、軽自動車の場合は月割り制度がないので、購入年度に自動車税はかかりません。
買い替えた車の自動車税の還付金申請方法
専門の業者で車両を廃車にしたら
- 陸運局にて抹消(廃車)手続き(土日祝日を除いた月~金)
- 自動車税事務所で手続き(ほとんどは陸運局のすぐ近くにある)
- 1~3ヶ月後に還付通知書が届く
(この申請手続きは、廃車した業者で代行サービスを行っている場合もあります。)
尚、自動車税を納付していなくても抹消登録(廃車)の手続きはできますが、登録していた期間の自動車税の請求書が送られてきますので、きちんと支払いましょう。
また、自動車税事務所では住民税や固定資産税などの滞納の有無も調査するので、もし滞納していた場合はその分が差し引かれます。
還付金の受け取り方
受け取り方法は都道府県により若干の差はありますが
- 口座振替
- 金融機関にて現金で受け取る
など、自分で選ぶことができます。
金融機関の窓口に還付金を取りに行く場合
- 還付通知書
- 認印
- 身分証明書(免許証など)
を持参しましょう。
自動車税は買い替えの時期に影響されない
車買い替え時の自動車税に関する基礎知識として「2つ」だけ覚えてください。
- 1つ目は、「自動車税は毎年4月~翌年3月分までの1年分を一括で支払う」という点。
自動車を保有していると納付書が原則毎年5月上旬に送られてきて、5月末までに支払います。
- 2つ目は、年度の途中で購入する場合には「購入月(登録月)の翌月から3月分までを月割で支払う」という点。
例えば、「9月(登録月)」に車を買い替えた場合には、翌月10月から翌年3月までの分について自動車税を負担します。
自動車税の支払いは「月割」で計算されるので、購入時期が遅くなればなるほど負担は少なくなります。
したがって、どの月に購入したとしても自分が保有している期間に応じて自動車税を負担するので、原則として買い替え時期による影響はないのです。
なお、この購入時の自動車税は「自動車販売店(ディーラーや中古車販売店)」に直接支払います。
3月と4月の車の買い替えは自動車税に注意せよ!
自動車税は4月1日時点の所有者に対して請求書が送られてきます。
そのため3月に買い替えをすると「下取りした車」と「新しい車」についてそれぞれ自動車税の納付書が届く場合があるのです。
2つの納付書が届く可能性あり
新しい車の分はもちろん保有しているので払わないといけません。
でも下取りした車の分は保有していないのに払うなんておかしいですよね。
3月は決算月で値引きも多いので買い替えを検討する人も多いと思いますが、購入前に自動車販売店(ディーラー)に下取りする車の自動車税の納付書についてどうしたらいいのかを確認しておきましょう。
廃車でなければ還付金はない!車を買い替えるなら自動車税は査定額で取り戻そう!
先述した通り、下取りした車の自動車税は、廃車ではないので還付はありません。
5月に1年分の自動車税を前払いしていますが、それにもかかわらず購入した新車の分まで残りの月について払うことになります。
- 下取りした車:4月から翌年3月まで1年分支払い
- 新車:購入月から3月まで負担
例えば9月購入なら、10月から翌年3月分までが下取りした車と新車で重複しているわけです。
そんな時はどうしたらいいのか。
買取りをお願いするディーラーや中古車買取店に、自動車税の還付金相当(自分が所有していない月の分)を下取りの査定額に含めてもらいましょう。
自動車税そのものを還付してもらえるわけではありませんが、売りに出す車の査定額で取り戻すわけです。
これは「中古車買取業者に売る場合も同様」です。
中古車買取り業者の中には明細書の中でわざわざ未経過の期間の自動車税相当分を明記している良心的な業者さんもいますが、あまり見受けられません。
ですから、あまりに下取り額や買取り額が少ないと感じた場合は「この値段って未経過の期間の自動車税も入ってますか?」と聞いてみてください。
契約書をみると「自動車税相当は別途返金する旨」が書いてある場合も多いですよ。
よりよいカーライフを送る為にも、一度チャレンジしてみてくだいね!
車の買い替え時期は税金(自動車税)から見ると3月末は避けた方がいい
上記で説明した通り基本的に損得はありませんが、買い替えのタイミングが3月末だと少し面倒なことになる可能性があります。
と言うのも、基本的に自動車税は4月1日時点の所有者に請求書が送付されますが、3月に買い替えをした場合、手続きが遅れてしまい4月をまたいでしまう場合があるのです。
この場合は3月に車を買い替えた為、“以前の車の自動車税の納付書”と“新たに購入した車の納付書”の両方が届く可能性があります。
もし買い替え時期が3月中になるようなら、購入前にディーラーや販売店に確認しておきましょう。
車の税金に注意しておけば3月は絶好の買い替えタイミング
3月は自動車ディーラーの多くが決算を迎え、さらにディーラーにとって年度内最後の「販売台数上積み、シェアの拡大を狙う最後のチャンス」です。
そのため通常の値引きよりも大きな値引きをする傾向が高いです。
また3月末で登録・購入をする場合はさらに大きな値引き額にも期待できます。
そのため購入時期から逆算すると2月の上旬ごろから買い替えに向けて動き出すべきです。
車の購入にかかる時間は大まかに
- 車種選びで1ヶ月
- 商談で2週間~1ヶ月
が相場であるため3月末での登録・購入をする場合は、2ヶ月弱程度を見越した行動を心がけておきましょう。
そうすることでお得に車の買い替えをすることが出来そうですね!
車の買い替え時の税金を把握しよう!車を売るなら一括査定で高く売ろう!
カービュー
- 入力にかかる時間は最短45秒。
- 累計利用者数No.1の400万人以上!
- 車一括査定では唯一T-UPと提携!
- 申し込む前に査定業者を選択が可能!
入力にかかる時間は最短45秒!利用者はなんと400万人を超えトップクラスの実績!!
カービューはスピーディーな車の査定が実現できるので、忙しいあなたにもぴったりの一括査定サイトです。
多くのユーザーが利用しているという実績だけでなく、みんカラを運営している会社ということもあるので、車好きならカービューを利用したくなるかも!