事故車を売るにはどうすればいいの?事故車は価値がないからと、すぐに廃車にする人もいますが、最近では海外に向けて廃車寸前の事故車でも高く売る事が出来るのです。この記事では事故車を高く売る為のポイントをまとめています。
事故車を売る方法
事故車を売る方法を知りたいとお悩みのあなた。
一口に事故での破損と言っても、少し擦ってしまったような軽いものから、いわゆる全損と言われる大きな破損までさまざまですよね。
過去に事故に遭い修理した歴のある車に乗っている人や、今まさに車が破損してしまったという人の中には、以下のような悩みを持っているのではないでしょうか。
- 事故車って売ることが出来るの?
- 普通の買取店と事故車専門店の違いは?
- そもそも事故車買取って怪しい。売る事ができないのでは?
- 事故車や不動車を高く売る方法を知りたい
今回の記事では、上記のような悩みや疑問に応えるように、事故車買取専門店や、事故車を高く売るための秘訣などについて詳しく解説していきます。
事故車だからと諦めることはありません。必ず売ることは出来るので事故車を売る予定があるという人は最後までこの情報を参考にして下さい。
事故車を高く売る事は可能
多くの方が事故車は「売ることが出来ない」「価値がない」と判断すると思いますが、どんな状態の車であっても、その状態に応じた価値があり、買取ってもらうことができます。
つまり、極端な言い方をすれば、完全に水没してしまった車であっても、全焼してしまった車であっても、価値がまったく無くなるということはないのです。
もちろん、ほんの少し凹んでいる程度の状態と、原形をとどめないほどに変形した状態では、実際の価値は大きく違ってきます。
そもそも修復歴、事故車・事故歴・交換歴・故障歴、色々な言葉がありますが、中古車査定協会の基準で定義されているのは修復歴のみ。
修復歴に関しては、「自動車の骨格にあたる部位を修正・交換した場合に修理歴:有り」になるのです。
どこからが事故車になるの?
バンパーは元々ぶつかるためのモノなのでもちろん、ドアの交換、リヤフェンダー(クオーターパネル)の交換も溶接で交換する部品でさえ、修復歴になりません。
骨格に関わる、フロア、屋根、ピラー、などの修正・交換が修復歴に該当します。骨格の構造は車種ごとに異なります。
修復歴、事故車・事故歴・交換歴・故障歴いずれにしても買取業者側は現金にする手段があるので、売る場合は難しく考えずとりあえず査定してから判断すれば良いので安心してください。
事故車は下取り額にどれぐらい影響するの?
事故車は下取り額にどれぐらい影響するのでしょうか?
事故車の下取りと言っても、「今まさに事故を起こしてしまって買い替えを検討している!」と言う人もいれば、「以前に事故をして修復した履歴がある」と言う人もいるかと思います。
今回はそれぞれのケースで説明していきます。
今まさに事故を起こして買い替えを検討しているケース
既に乗れる状況ではないぐらいの事故を起こしてしまっていて、新しい車を購入するか、数十万かかっても修理するべきか?と悩んでいます。
もし修理費用より購入費用の方が安くつくのなら、絶対に購入する方が良いですが、大抵「修理の方が安いけど、思い切って買う方が良いかが決断出来ない」と言う場合がほとんどかと思います。
基本的には乗れる状態でないような事故車は下取りでも値段がつかない事が多く、逆に廃車費用を差し引かれる場合もあります。
下取り額への影響と言うよりは、まず下取りに出す事は出来ないまたは、無料引き取り後廃車になると考えておく方が無難です。
過去に事故歴があり既に修復している事故車のケース
昔に事故した事があり、もし下取りや査定の際に事故車と認定された場合、どれぐらい査定額に影響が出るか?と言うのは気になる所。
これは、査定する業者やディーラーによって大きく変わる為、正直な所、一概にどれぐらい影響するか?と言うのは言えません。
しかし、一般的には半額以下になると言う意見が多く、実際に下取り査定に出してこのような査定の見積もりを貰ったと言う人もいます。どちらにしても、基本的に事故車扱いとなる場合は、下取り額はそれほど期待できないと考えておく方が良いと思います。
事故車の下取りを知る前に【事故車の定義と基準】を理解しておこう
- 自分の車は事故した事があるから事故車になる・・・
- ドアをぶつけて修理した事があるんだけどコレって事故車にはいる?
などと疑問に思っている人もいるかと思います。
下取りに出すディーラーによっては、車のオーナーが”素人”だと判断すると、正確には事故車ではないはずが、事故車として査定される場合もあるので注意が必要です。
事故車の定義と基準について
上記で説明したように、下取り査定時に、ごまかされて、事故車ではないのに事故車と言われない様に、まずは「どういった車を事故車と言うのか?」をしっかりと理解しておきましょう。
- 事故に遭った経歴の「事故歴」
- 修理した経歴の「修理歴」
- 骨格部を修復した「修復歴」
事故歴や修理歴は査定に大きな影響はありませんが、中古車の品質の評価基準で大きくマイナスされるのは「修復歴車(修復歴あり車)」です。
日本自動車査定協会や自動車公正取引協議会、日本中古自動車販売協会連合会などの総一基準として定義されている修復歴車は、車体の骨格部(フレーム)を損傷し修復または交換した事故車が該当します。
簡単に説明すると、車を安全に走行するために欠かせないフレームなど骨組み・構造部分にダメージを受けた車が修復歴車です。
なお、車のフレームなど骨組み・構造部分は頑丈に作られており、一定以上の衝撃を受けないと損傷しません。そのため、通常通り使用できるまで修復したとしても「修復歴があるだけで査定では大きくマイナスされる」と考えてよいでしょう。
以下の箇所を修理、交換した履歴がある場合は事故車(修復歴あり)と判断されるので注意してください。
- フレーム
- クロスメンバー
- フロントインサイドパネル
- ピラー (フロント、センター、リアー)
- ダッシュパネル
- ルーフパネル
- フロアパネル
- トランクフロアパネル
- ラジエターコアサポート (交換のみ)
【事故車の買取査定】あなたの中古車は事故車ではないかも
我々の感覚からするとちょっとした傷でもあれば事故車というイメージがありますが、ボディーの傷、へこみくらいなら修復歴車にはなりません。
補修歴、事故車・事故歴・交換歴・故障歴etc…
色々な言葉がありますが、中古車査定協会の基準で定義されているのは「補修歴」のみ。
一般財団法人日本自動車査定協会によると下の図の1~9番までのどれか一つでも修復、交換されれば事故車になります。
逆をいうと、これ以外の箇所であれば修理をしても修復歴車にはならないのです。つまり、先ほど出した例のようなボディーの傷、へこみはセーフとなります。
なので我々の感覚だとちょっとしたことで事故車というイメージですが、実際はハデに壊れてるように見えても、1~9番の構造部が大丈夫ならセーフで事故車ではないと言うこと!
【事故車の買取査定】事故歴や修復歴のある車を高く売るには?
今乗ってる車が新車なら事故歴を把握してるだろうけど、中古で買ったから前のオーナーが事故をしてたかどうかは分からない・・・
その場合はどうしたら良いのか。
まずは事故歴と修復歴、あなたの車がどちらにあたるのかを把握しましょう。もしわからない場合は、「整備手帳」をみると過去の整備歴が書いてあるので確認してみると良いです。
整備手帳が手元になくて、自分では判断しようがない時は、気にせずに買取業者の買取査定を受けましょう。
そして修復歴があるなら、正直に事故車であることを買取査定を依頼した際に査定士に伝えましょう。
1~9以外の事故歴に関しては、特に申告する必要はありません。
車の売買交渉で大切なことは、お互いの信頼関係です。あきらかに隠蔽(いんぺい)していると見抜かれた場合、交渉で不利になる可能性もあります。
正直に伝えたほうが「ほかに問題はなさそうだ」と判断してもらえるので、得られるメリットは大きいでしょう。
ただし、こちらがいくら誠実に対応しても、買取業者側から駆け引きを仕掛けられることもあるので注意が必要です。
たとえば買取査定のときに、
この車、バンパーを交換しているんですね。
と言われたとします。そのとき、
そうなんですよ。2年前に事故にあって修理しました。やはり査定額に影響しますかね?
と尋ねてしまうと、買取業者の査定士に足元を見られて値段を下げられる恐れがあります。
あなたの事故歴が1~9の部分に及んでいない場合は、こんな時
そうなんですよ。2年前に事故にあって修理しました。フレームまでいかなくて助かりました!
と答えれば、「この人は車に関して知ってるな」と思わせることができるので、足元をみられる心配もありません。それが証明できればなおよいです。
買取業者もビジネスです。より安く車を仕入れて、より高く販売したいのは当たり前のこと。
売る側が、事故歴と修復歴の違いを知らなければ、本来の金額よりも安く買い叩かれてしまう可能性も大いにあるので気をつけましょう。
やっぱり事故車だったという時は
先ほどの解説を読んで「それならセーフだ!」と思った方もいるでしょうが「やっぱりアウトか…」と思った方もいるでしょう。
事故車に該当しないのであれば、買取査定はマイナスもなく、普通に買取りしてもらえるので何も不安に思うことはありません。サクッと売却して次の車に買い替えましょう。
そして事故車確定という人もガックリすることはありません。
ちょっとした修復で治る車なら買取査定後に買取をしてもらえますし、廃車レベルにダメージを受けたクルマだろうが、年式の古い中古車だろうが最近では買い取ってもらえます。
「売れるわけがない…」とあきらめて廃車にしてしまったり、ディーラーに無料で処分をしてもらうと言うのは非常にもったいないです。
あきらめたら試合終了なので、高価買取をしてもらえる中古車買取業者を探しましょう。
事故車を売るか修理するか【処理方法を決める3つのポイント】
事故で壊れてしまったクルマを修理するか?売却するか?それとも廃車か。
突然の出来事に、何が一番良い方法なのか迷ってしまいますよね。
そこで、事故車の最適な処理方法を考える3つのポイントをご紹介します。
車への愛着がどの程度あるか?
大切に乗ってきた車だからこそ、壊れてしまった愛車はしっかりと修理してあげたいですよね。
例えば、次のような場合は修理してそのまま乗り続ける方が良いかもしれません。
- 大切な思い出が詰まっていてどうしても手放せない場合
- フレームまで損傷していない比較的軽微な事故で、修理をしても修復歴が付かない場合
事故車のリスクをどう考えるか?
修理技術は日々進歩しています。しかし、一度壊れてしまったクルマが、以前と全く同じ状態に戻ることはありません。
修理の仕方によっては、損傷個所が再び故障したり、劣化が早まったりするケースがあります。
また、見た目がどんなキレイに直っていても、フレームまで損傷してしまったクルマは「修復歴車」として取り扱われます。修復歴車は、次にお車を手放されるときの査定額が、修復歴のない中古車と比較して20~50%減額されることがあります。
このようなリスクが心配な人は、事故車を売却して新しいお車に乗り換えることをおすすめします。
修理代、保険金など経済的条件はどうか?
エンジンが損傷するような事故や、エアバッグが開くような事故の場合、修理代金が100万円を超えてしまうことも珍しくありません。「そんなに修理費を払うなら、いっそ乗り換えたい!」という場合は、事故車の売却代金を資金にして、気持ちよく次の新しい車に乗り換えるのも手かもしれません。
事故による保険金の支払いが見込める場合は、買取業者の買取代金と車両保険や相手側から支払われる保険金を合わせた乗り換えで、さらにスムーズに事故車の売却から新車への乗り換えを行うことが出来ます。
自分で廃車は待った!手間とお金が掛かるケース
派手な事故で全損してしまったから事故車を売る事なんて無理だろう。そんな時でも、ちょっと待ってください。廃車にするにも必ず以下の費用が掛かってしまいます。
- 自動車リサイクル料
- 解体費用
- 抹消登録費用
「リサイクル料+解体費用+抹消登録費用」が廃車にかかる全ての費用です。
「自動車リサイクル法」があるために自動車メーカー・輸入業者に、『シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類』の引取・リサイクルを義務づけています。
その処理費用は、リサイクル料金として、クルマの所有者が負担することになっています。これは法律で決められていることですので、自分で処理する場合も、業者で処理してもらう場合も必ず発生する費用です。
おおよその相場は以下の通り。
車種 | リサイクル料金(※概算の相場価格です) |
---|---|
国産軽自動車 | 8,000円 |
国産自動車 | 10,000円 |
外国車 | 15,000円 |
大型車 | 20,000円 |
解体費用に関してはカーディーラーなどは中間マージンが発生するため費用が高くかかる傾向がありますが、解体業者などに依頼する場合は中間マージンが発生しません。
パーツのリサイクルや鉄クズ相場が解体費用を上回ることが一般的なので、解体業者へ直接持って行った場合は現金を受け取れる場合が多いです。
ポイントは、その車ごとの状況に応じて、適切な処理がされるかどうかということ。
これから車を売ることを考えている事故車の状況が、どんな状況にあるのかで、適切な処理を行ってくれる業者、すなわち、もっとも高く買取ってくれる業者に売却することが大切です。
では、車を買取るという点で、いわゆる中古車買取専門店と、事故車・廃車買取専門店ではどのような違いがあるのかについて、それぞれの業者の特徴を見ていきましょう。
事故車を売るならどこ?【車買取業者VS事故車・廃車買取専門店】
事故車を売るならどこが良いのか。
下記の表で、中古車買取専門店と、事故車・廃車買取専門店それぞれで、買取る車の何を重視しているのか、代表的なポイントを挙げています。
査定ポイント | 中古車買取専門店 | 事故車・廃車買取専門店 |
---|---|---|
年式・走行距離 | 〇 | × |
ボディカラー | 〇 | × |
市場の人気 | 〇 | × |
希少性 | △ | △ |
装備品 | △ | 〇 |
海外での需要 | △ | 〇 |
修理にかかる費用 | △ | 〇 |
車体重量 | × | 〇 |
エンジン型式 | × | 〇 |
軽度の事故車を売るなら~中古車買取専門店の特徴~
中古車買取専門店の主な業務は、買取った中古車を、オートオークションや自社内のネットワークで転売し、その差額で利益を生んでいます。
そのため、走行距離や年式、ボディカラー、市場の人気などが大きく販売価格に影響するため、買取る際にも「その車が買取後に、転売して高く売れるかどうか」という点がもっとも重視されるのです。
そして、従来当たり前のように行われてきたディーラーでの下取りとは違い、もっとも高く売るタイミングとルートを駆使することで、高く売る高価買取を実現しています。
中古車買取専門店の中には、あらゆるジャンルをくまなく扱う業者から、外車や希少車などを専門に扱う業者。さらに全国展開しているガリバーやアップルといった大手買取店や、地域密着で営業している小規模店まで存在します。
したがって、多少の凹みや損傷などがあっても、自走ができる状態であれば、通常の中古車として買取ってくれる店舗はあるということを覚えておきましょう。
重度の事故車を売るなら~事故車・廃車買取専門店の特徴~
エンジンが壊れて動かない車、事故に遭い大きく損傷してしまった車など、そのままでは販売できない状態の車は、事故車や不動車として扱われてしまいます。
そんな一見価値が無いような車を買取り、新たな価値を生み出すことのできるのが、事故車・廃車買取専門店です。
そのままでは商品としての価値がないということは、通常の買取専門店のように、年式や距離といった内容は、買取る上でほとんど意味がありませんよね。
その為、不動車や事故車を高く売るために重要なポイントは、通常の買取とは異なります。
事故車や廃車専門に扱う買取店は、さまざまなルートや方法を駆使(後ほど詳しく説明)して、そのままでは価値がない車に、新たな価値を持たせることができるかということが重要なのです。
ほぼどんな状態でも買取って貰える
事故車や廃車を専門にしている買取店では、一部の例外を除き、ほとんど価値が無い車であっても売ることが可能です。
でも、事故車の買取業者って保険屋さんが紹介してくれますよね?
実は保険屋さんが紹介してくれる事故車の買取業者はあまりオススメできないのです。
保険屋さんが紹介する買取業者では事故車は高く売る事が出来ない
車で事故を起こしてしまった時、手続きが多くて事故車の処分まではなかなか手が回りません。
そんな時、保険屋さんが事故車の買取業者を紹介してくれることがありますが、正直なところ事故車を高く売るのであれば、オススメしていません。
保険屋さんが紹介してくれる買取業者は、保険代理店に紹介料を支払っている可能性があります。そのため本当に最高価格で買い取ってくれる業者ではない可能性が高いのです。
やはり事故車を高く売るなら、自分で業者を探すしかありません。事故車も意外と売れるんです。
もんげー。事故車のエブリィ更にそこそこの値段で売れたズラ。もんげー
— まこも (@makomo_unk) 2015年8月9日
20年落ちのジムニーが30万(事故車)で売れた話する?
— nʎɹ (@kadorakanako) 2015年6月21日
5万で買って事故車かつ2年乗り潰したMOVEが2万で売れたw
— レッドアイズブラックごれいぬ (@milk_white53) 2015年4月28日
前乗ってた車は事故車扱いでディーラーは買い取ってくれなかったけど、その辺の中古車販売だと修復歴無し扱いで25万で売れた
— クレハ (@KU_RE_HA) 2015年6月18日
事故車の下取りにディーラーや自動車販売店は積極的ではない
ディーラーや自動車販売店の仕事は、(自社の) 車を売ること。
そのため、買取業者と比べて、事故車を取り扱うノウハウはあまりありません。
事故車というのは、日本では人気がなく、しかもイレギュラーなトラブルも多いリスクの高い車です。そのため、ディーラーや販売店は、事故車の下取りは積極的ではないんです。
なので、ディーラーや販売店での下取りは、比較的綺麗な事故車ならともかく、状態の良くない事故車は、廃車をすすめられるか良くて『実質無料(廃車費用なし)』 になりやすいんです。
事故車の下取りをディーラーや自動車販売店に出すのは損
下取りと買取は以下のような違いがあります。
- 買取…業者に車を買い取ってもらう。価格は、オークションの相場から、買取店の利益を引いた値段になる
- 下取り…そのお店で車を買い替えることを前提として買い取りしてもらう。新しい車の値引き調整として使われることが多い
下取りは、ディーラーでの買い替えが前提となりますが、ディーラーや販売店が事故車に価値をつけて下取りをすることはあまりありません。
たまに、事故車に価格をつけて下取りをして行くれる場合がありますが、これは値引きを抑えて、下取り価格を上げているだけに過ぎません。(書類上として買い取ったように見せているだけです)
そのため、ディーラーでの事故車の下取り価格は、申し訳程度になりやすいというデメリットがあります。
そもそも、ディーラーや販売店は、買い取った事故車を転売するノウハウを持ち合わせていません。
もちろん、まったくノウハウがないわけではないのですが、買取業者と比べて、圧倒的に転売能力は劣ってしまいます。
なので、事故車の下取りには積極的でないですし、値段をつけて事故車を下取りするということもしないんです。
そのため、ディーラーや販売店に事故車の下取りを出すと、損をしてしまう可能性が高くなってしまいます。
むしろ、すすめられた通りに廃車にしたことで廃車費用がムダにかかってしまうということにもなりかねないので注意してください。
事故車や故障車の場合は下取りに出すべきではない?
事故車の下取りについてここまでの内容をまとめると、
- 事故車は値段がつかない事がほとんど
- 事故修復歴があると相場の半額以下になる
- 故障車の場合は廃車費用、引き取り費用を逆に取られる場合もある
と言う事をお伝えしましたが、そう考えると「事故車や故障車は下取りに出すと損するんじゃないの!?」と思う人も多いかと思います。
事故車、故障車を下取りに出すメリットは?
上記のとおり、基本的に事故車や故障車を下取りに出す事はオススメしませんが、それでも時間がない人にとっては、「手続きが楽」「手間が最小限ですむ」「値引き出来ない新車に乗り換える場合は下取り額にプラスしてもらえる」と言うメリットもあります。
ただ、値引きに関しては可能性の話で、ディーラーや販売店に相談する必要があると言う事は理解しておきましょう。
事故車や故障車は専門の買取業者に任せるのがオススメ
事故車の下取りはディーラーや販売店では値段がつきにくいのですが、実は事故車専門の買取業者は高額買取してくれる可能性が高いんです。
事故車は、日本ではあまり人気がありませんが、海外では丈夫な日本車は大人気。また、修理をすることが難しいような車も、海外ではパーツとしての価値もあります。
買取業者は、買取後の流通経路やノウハウが充実し、事故車に関しても、海外への流通経路もしっかりしています。そのため、事故車でも高額買取してくれるというメリットがあります。
事故車の下取り【事故車専門の業者の場合の注意点】
事故車の下取りで事故車専門の業者に買取依頼をする場合も注意点が一つあります。
多くの人は『事故車は価値がない』と思っていますよね。その心理を利用して、買取業者は事故車を安く買い取ろうと最初は安い買取額を出してきます。
そのため、1社だけの査定では、高額で買い取ってもらえる可能性は低くなってしまうんです。
なので、少し手間がかかってしまいますが、事故車を高く売りたいなら、複数の買取店に査定を受けることが大切です。
買取り業者は事故車をどうするの?
事故車を売る先の業者があるのは分かっても、そんな車を引き取って利益だせるの?
と思うかもしれませんが、大体次の4パターンで処理する業者が多いです。
修理して売れるものはオークションへ
車の年式が新しく、修復して売る方が利益になるなら、車をフレーム修理に出して修正機にかけて部品を板金塗装や交換してオートオークションに流して売るパターン。
事故現状車としてそのままオークションへ
修理が手間だったり自分のところでは修理しても利益がでない場合は事故原状車としてオートオークションに流して売る。
専門の解体屋へ売る
古い車で修復しても売れない場合のもう一つの方法として、修復せずに業者間取引の専門の解体屋や廃車引き取り業者へ売る。
部品をバラして売る
解体部品販売業者が買取った場合は、外装パーツ、例えばボンネット、トランクフード、ドアなど。使えるものは全てばらして鉄などの金属のリサイクルできるもので儲けが出ます。
事故車を売るなら部品買取が得意な車買取業者を探してみよう!
部品を査定してくれる業者のみつけ方は、少し手間ですが、複数の車買取業者に査定を依頼することがベストです。最低でも5、6社には依頼することをおすすめします。
しかし、複数のサイトにアクセスするのが面倒という人もいるでしょう。そんな人にお勧めなのが、一度にまとめて複数の車買取業者に査定依頼できる「車一括買取査定サイト」です。
事故車の下取り額を高くする方法
事故車を下取り・買取して高く売るために最も重要なポイントは、複数の買取業者から査定を受けて比較することです。
そもそも、買取業者はそれぞれが独自の販路によって利益を生み出していますので、高額買取を得意とする車種や状態に違いがあります。このため、依頼する業者の違いで査定額に差が出ることがあります。
事故車を高く売るためには各業者の査定額の比較が欠かせません。そんなときに便利で効率的な方法が一括査定です。
一括査定は、一般的な査定とは異なり、複数の業者が限界ギリギリの査定額で競い合うのが特徴。
さらに、中古車業界に精通している運営会社が優良店のみを厳選しているので、つまずいてしまう人も多い業者選定を手間なく済ますことができます。
事故車の処分には、専門の車の買取サービスを利用するのがもっとも車を高く売る賢い方法です。
中古車業者の選び方は車によって違う!
車で事故を起こしてしまうとショックですよね?
軽微な損傷なら良いですが、修理費用が数十万円と高額になると修理するより新しい車を買った方がお得になる場合がほとんどです。
ただ、当事者からすると修理も購入も手痛い出費には変わりはなく、出来れば保険も使いたくないのが本音ではないでしょうか?
そんな時に強い味方になってくれるのが事故車専門の買取業者による中古車査定!
- 自走不能
- シャーシまで曲がってる
- ボンネットが『くの字』
- ドアがボコボコ
- 屋根が凹んでる
- エアバッグが出てしまった
このような見るからに使え無さそうな車も高価買取してくれる事故車専門の買取業者が増えつつあるんです。
事故車の買取り査定のポイントは、どの査定サイトでも良いというものではなく、業者の特徴や得意・不得意を理解して利用すること。
ここからはあなたの車の状態を知るために、事故車の買取業者を選ぶフローチャートを作成したので是非参考にしてください。
『損傷が酷い』『急いでいる』ならタウ(直接査定)
『どんな事故車でも買い取る』がキャッチフレーズの「事故車買取タウ」は年間50,000台以上の買い取り実績を誇る業界最大の事故車の査定買取業者です。 このような自走不能車でもしっかりと査定してもらえます。 逆に、ちょっと凹んだだけの車は査定拒否されることもあるので注意が必要です。 急ぎの場合でも『修理と売却のどちらが良いか?』の相談にものって貰えますし、買取事例も紹介されているのでおすすめです。 カービューではカービュー事故車買取専用のページが用意されているため、そちらから申し込めば、事故を起こしたと分かった上で査定をおこなってもらえます。 それに加えて、カービュー事故車買取のページでは廃車や不動車や水没車まで査定を頼むことができるので、それらに当てはまるものを所有しているなら心強いサイトとなるでしょう。 みんカラを運営している会社なだけあって、知名度は抜群!利用実績400万人と、国内では一番利用されている事故車一括買取査定サイトでしょう。『損傷が酷い』『査定額をじっくり判断したい』ならカービュー(一括査定)
カービュー事故車買取
『損傷が軽い』『急いでいる』ならカーネクスト(直接依頼)
カーネクストは車検切れの不動車や廃車予定の車の買取に特化した業者です。
なので、独自で安価に修理する技術が高いため、損傷の軽い事故車の買取に強いです。
こちらもタウと同じく年中無休で24時間受付が可能で、急ぎの場合はコールセンター(8:00~22:00)に直接連絡すれば最短5分以内に回答を得られます。
ただし、事故の損傷が酷く自走不能な場合は査定額が付かないこともあるので『ちょっと損傷が酷いかな?』と思ったらタウかカービューも併せて申し込みましょう。
【事故車の査定】事故の損傷が軽ければ普通の中古車一括査定サイトでOK
実は『損傷が軽い』『急いでいない』のならば、普通の査定サイトを使えば問題ありません。
なぜなら、損傷が軽い車は修理して売るよりも修理せずに売った方が損失が少なくて済むからです。
たしかに修理していないのは見た目は悪いですが、事故車だからと規定以上に査定額が下がることはありません。
一括査定サイトを使うのであれば、全国にネットワークをもつ大手を中心に使用すると安心です。
へこみ程度の事故であれば、ガリバー、GIGMOTOR、カーセブンなど最大10社同時に無料見積りができてレスポンスも早い『かんたん車査定』が最もおすすめです。
カービュー
- 入力にかかる時間は最短45秒。
- 累計利用者数No.1の400万人以上!
- 車一括査定では唯一T-UPと提携!
- 申し込む前に査定業者を選択が可能!
入力にかかる時間は最短45秒!利用者はなんと400万人を超えトップクラスの実績!!
カービューはスピーディーな車の査定が実現できるので、忙しいあなたにもぴったりの一括査定サイトです。
多くのユーザーが利用しているという実績だけでなく、みんカラを運営している会社ということもあるので、車好きならカービューを利用したくなるかも!
事故車の査定額が低くなってしまう原因
事故を起こした車を買い取ってくれる業者は大きく分けて
- 損傷の軽い車(小さな凹み程度)が得意な業者
- 損傷の酷い車(大破・水没・自走不能)が得意な業者
- 複数社に一括査定を依頼する業者
の3タイプです。
それぞれに得意・不得意があるので、上手に使い分けなければ事故車の買取り査定額が低くなるばかりか、査定を拒否されることがあるので注意が必要です。
その原因で最も多いのが事故車に対する認識のズレです。
事故車に見えて事故車ではないことも
事故を起こした私たちにとっては、数センチ程度の凹みでも『事故車』と思ってしまいますが、業者の中ではその程度の車を事故車と呼びません。
事故車買取業界のニュアンスでいう『事故車』とは
- 損傷が酷い
- エンジン大破
- 水没
などの自走不能車を指すことが多いんです。
買取業者によって買取りたい車が違うから査定額も変わる
例えば、損傷の軽い車をターゲットにしている業者(代表的なのはカーネクスト)は買い取った車を安価で修理し転売することで利益を上げています。
なので、エンジン大破や水没車など、修理費が高くなる車(つまり事故車)の査定は苦手で、依頼しても査定額が低い・査定を拒否されることもあるんです。
どちらかというと、普通の中古車査定サイトに近い立ち位置ですね。
大破同然の事故車なら廃車前の部品取りが中心
一方で、損傷の酷い事故車をターゲットにしている業者(代表的なのはタウ)は、修理転売よりも純正部品やホイールなどの部品取りで利益を上げています。
なので、数センチ凹んだだけの車やガラスが割れただけの車の査定は不得意で査定を拒否されることが多いんです。いわゆる自走不能の事故車専門の買取という立ち位置です。
だからこそ自分の車の損傷具合がどの程度なのか比較することで、利用するべき買取業者が変わってくるということ。
『急いでいるかどうか』も買取の判断基準になる
事故を起こしてしまうと、車の処理以外にもさまざまな手続きのタイムリミットに追われることになりますよね。
例えば
- 修理するかどうかの決断
- 乗り換える車の選定
- 補償金の同意
- 代車のレンタル期限
などなど、事故処理にはあまり日数をかけられないことが多いです。
特に見落としてしまいがちなのが、保険で用意してもらった代車のレンタル期限です。
保険の代車はたいてい1ヶ月間しか借りられないので、手続きが遅くて期間を過ぎると自腹でレンタカーを借りることになりかねません。
だからこそ自分にどれだけ時間の余裕があるのかによっても使用すべき一括査定のサイトが違ってきます。
直接査定はレスポンスが早い
当然ですが、タウやカーネクストなどの業者に直接査定を依頼すれば、レスポンスは段違いに早いです。
全国どこでも無料出張査定をしてくれるので、すぐに正確な買取査定を知りたい時には直接依頼を利用するべきでしょう。
申込後、間もなく担当者からの現地査定のアポイントメント連絡があり、直接査定や写真査定が可能です。
事故車を高く買取ってほしいなら一括査定
一括査定サイトの強みは『相見積もり』をとれること。
事故車一括査定で代表的なカービューなら、最大で8社の査定を依頼することができるので、その中から一番査定が高かった業者を選ぶことが可能です。
このようにあなたの車の状態や時間に余裕があるかどうか比較すると事故車を売る際に選ぶ業者が変わってきます。
事故車は廃車する前に査定に出すことが損をしないコツ
修理費が高くて廃車しかないと決めつけていませんでしたか?
廃車にするだけでも2~5万円の費用が掛かります。
一方で、事故車でも純正パーツは国内外で高く取引されるので、廃車費用を支払うどころか数万円で売れてしまうのです。
なので、明らかにスクラップ同然と思っている事故車こそ、下取りよりも事故車専門の買取業者で無料査定することを強くおすすめします!
- レッカー代
- 全国出張査定
- 名義変更
など全て無料で対応。
あなたが損しないように税金還付や保険手続きなどを考慮して最良の方法を提案してもらえますよ。