車の買い替えの年数についてわかりやすく解説しています。また新車・中古車の買い替えは年数だけでなく走行距離も判断材料のひとつです。買い替え時期のための下取り・買取り相場調べをしましょう。
車の買い替えの年数は平均的にどれぐらい?
「車を購入してからちょうど5年経った」
「今月で10万kmを超えた」
あなたももしかすると、こういったタイミングで車の乗り替えや買い替えを検討しているのかもしれませんね。
ただ、車なんて滅多に購入する機会がないし、出来れば適切な時期に乗り替えたい所です。
実際にネット上を調査してみると
- 車の乗り替えサイクルってみんなどれぐらい?
- 下取りで値段がつく内に乗り換える方がいいの?
- 車って平均何年ぐらい乗れば買い替えるべき?
- 購入して10年、特に目立った故障ないけど乗り替えるべき?
- 年数にまだ余裕はあるけど走行距離が10万キロいきそうだから買い替えた方がいい?
等、車買い替えの年数やサイクルについて疑問に思っている人も多いようです。
そこで今回の記事では、車の買い替えの年数についてまとめてみました。
もし今現在車の買い替えや乗り換えを検討していて、一歩前に踏み出せないなら最後までチェックですよ。
車を買い替える平均年数は?
まず、車の保有年数ですが、前保有車が新車の場合と中古車の場合では結果が少し違っています。
新車の場合(平均保有年数は7.5年)
保有年数 | 割合 |
---|---|
~1年 | 1%未満 |
~3年 | 8% |
~5年 | 14% |
~7年 | 21% |
~10年 | 33% |
10年超 | 25% |
中古車の場合(平均保有年数は5.8年)
保有年数 | 割合 |
---|---|
~1年 | 2% |
~3年 | 17% |
~5年 | 27% |
~7年 | 23% |
~10年 | 22% |
10年超 | 10% |
やはり新車で購入した車は長い年数乗りつづける、という傾向が表れていますね。平均年数が7年前後ということはこの辺りで買い替えるのが一番お得なんですか?
いえ、それがそうとも言えないんです。せっかくなので車の買い替え年数で費用を計算してみましょう!計算の条件は以下の通りです。
車の買い替えシミュレーション
車両価格 | 300万 |
---|---|
売却価格 | |
3年落ち | 150万円(50%) |
5年落ち | 90万円(30%) |
7年落ち | 30万円(10%) |
それ以降 | 0円 |
車検費用・修理費用 | |
1回目 | 10万円 |
2回目 | 15万円 |
3回目 | 20万円 |
4回目 | 20万円 |
5回目 | 30万円 |
車検代には、消耗品の修理費なども含んでいると考えてください。
こちらをそれぞれの買い替え年数で30年計算してみましょう。
車の買い替え年数3年だと維持費はいくらかかる?
300万円(初回購入)+(300万-150万(売却価格))×10(乗り換え回数)=1,800万円
3年スパンの年数だと合計で11台の車を買い替えることになります。
車の買い替え年数5年だと維持費はいくらかかる?
300万+10万(車検)+(300万-90万円+10万)×6+(300万-90万円)=1,780万円
5年スパンの年数だと合計で7台の車を買い替えることになります。
車の買い替え年数7年だと維持費はいくらかかる?
300万+10万+15万+(300万-30万+10万+15万)×3+(300万-30万+10万)=1,490万円
7年スパンの年数だと合計で5台の車を買い替えることになります。
車の買い替え年数13年だと維持費はいくらかかる?
(300万+10万+15万+20万円+20万円+30万円)+(300万+10万+15万+20万円+20万円+30万円)+(300万+10万+15万)=1,115万円
13年スパンの年数だと合計で3台の車を買い替えることになります。
3年毎に乗り換えるのと13年毎に乗り換えるのでは30年で約700万円の差があるんですね。
もし13年以上乗れるなら、もっと安くなりますが、13年目以降から税金が上がってくるので、このあたりが買い替え年数の限界かもしれません。
とはいえそんなに古い車に乗り続けたくない!という人もいると思います。
そこでここからは、新車を購入してからの年数別に、乗り換え時かどうか判断するポイントをご紹介していきたいと思います。
車の買い替え年数が3年目の人はリセールバリュー(車の価値)を見るべし
新車で購入した場合、最初の車検が来るのがこの3年目。
また国産車メーカーの一般保証も、3年で終了するのが一般的です。
なので購入してから3年目が、乗り換えるのか、そのまま乗り続けるのかを考えるべき最初のタイミングです。
とはいえ、一般保証の終了については、それほど気にしなくていいでしょう。
一般保証が終わっても特別保証は続いており「走る、曲がる、止まる」といったクルマの基本性能に影響するエンジンや、安全性を確保するのに重要なシートベルトのような部品については特別保証でカバーされます。
一般保証でしかカバーされていないのはエアコンやナビ、オーディオのようなものですが、万が一故障し、自費で修理しても、修理費もそれほど高額になりません。
なので、この3年目の段階で注目すべきは、リセールバリューです。
リセールバリューはメーカーや車種によって大きく異なりますが、特に注目すべきは、“今乗っているモデルに、その後に続く新型が出ていない場合”。
この場合はリセールバリューが高いのでぜひチェックしておきましょう。
次のモデルが出ていないということは、そのクルマは「最新型」であるということ。
最新型は中古車市場において人気があり、しかも入荷数が少ないため高値で買い取ってもらえる可能性が高いのです。
新型が発売されているか否か以外にも、他のクルマのモデルチェンジ、人気の移り変わりなどにより、リセールバリューは大きく入れ替わります。
もちろん急いで乗り換える必要はありませんが、今のリセールバリューの査定を受け、中古車として売却した場合の買い取り価格を知っておくと、賢い判断ができるでしょう。
短いスパンで乗り換えるなら5年5万キロが目安
車は5年くらいをスパンにモデルチェンジをして、どんどん進化していきます。
新しいデザインに新しい機能はとっても魅力的ですよね。
新型の車を楽しみたい!という人は、5年毎の買い替えをおすすめします。
なぜなら、それ以降は愛車の下取り・買取り査定価格がガクンと落ちてしまうから。
5年で5万キロ未満なら、購入価格の30%以上で売れるかもしれません。
ディーラーに下取りを出すよりも、買取専門店のほうが高く買ってもらえるデータもあり、人気車で人気色なら40%以上の価格がつくことも。
300万円で購入した車なら120万円です。
ちなみに買い替えを前提に購入するなら、装備は純正を付け、色は白か黒を選ぶとそのほうが査定額がプラスになる傾向があります。
もし、次の車検前に買い替えを検討しているなら、この辺りで一度車の査定をしてみてください。
ディーラー下取りだと安くなってしまうので、ガリバーやアップル、ラビットなどの複数の買取専門店に査定してもらうのがポイントですよ。
複数の業者で査定をすると、業者同士が争ってくれて価格も上がっていきます。
車の買い替え年数7年目は乗り替えるか車検の分かれ道
3回目の車検を迎えるのが7年目。
この7年目が、今の車を乗りつぶすのか、どこかで買い替えるのかの分かれ道になります。
この7年目を過ぎても乗り続けることを考えるのなら、修理や故障による突発的な出費を覚悟する必要があるでしょう。
せっかく車検を受けたのに、その直後の故障や修理が高額になって車を手放すことになったら、大きな損。。。
それを避けるためにも、乗り続けるなら、3回目の車検の際にぜひ手厚い整備をしてもらってください。
乗り換えも視野に入れて考えるなら、これが最後のタイミング。
これを過ぎると、望んでいるような価格で買い取ってもらえない可能性が出てきます。
というのも、日本で乗られていた車は状態が良く、「まだまだ乗れる」「寿命が長い」中古車として高く評価されているのですが、初年度登録から7年を過ぎると、安全性能の観点から輸入制限が掛かる国があるのです。
特にミニバンはその典型。
逆にディーゼル車やトヨタのランドクルーザーなどは、7年を過ぎてもまだまだ需要があります。
なので7年目を迎える人は、買い替えを考える人はもちろん、乗り続けたい人もぜひ一度、査定を受けて今の車の価値を把握しておきましょう。
その上で、その金額に納得できればすぐに売却を、納得できなければ車検やメンテナンスの費用も踏まえながら乗りつぶすのか検討するのが良いのではないでしょうか。
車の買い替え年数が13年を超えると自動車税の割り増しに
古い車ほど税金が高くなります。
重量税が13年経過後と18年経過後に値上がりするのですが、13年経過だと今までの1.3倍、18年経過で1.5倍になります。
1500~2000kg以下の車なら通常の重量税が32,800円ですが13年経過後は43,200円、18年経過後は50,400円になります。
重量税は2年に一度なので、そこまでの影響はないですが、一応頭に入れておきましょう。
パーセンテージで見ると大きく感じますが、車の購入金額を考えると買い替えを考えるかの悩みどころとなるので、こういったタイミングが買い替えにするか乗り潰すかの最終ラインになると思います。
新車・中古車の買い替えは年数だけでなく走行距離も判断材料のひとつ
走行距離は相場にも深く関係する要素であり、そういった意味では買い替え時期を考える上でも参考にしたいポイントになります。
車は走らせることで部品を消耗し、長距離を走らせるほど部品は摩耗・劣化していきます。
もちろん、経過年数が寿命に関係ないわけではありませんが、走行距離が短い車と長い車を比較すれば、走行距離が短い車の方がエンジンなどの主要部品の消耗が少ないと言えるからです。
ちなみに、中古車は5万キロと10万キロに査定額の大きな壁があります。
ですから、現在45000キロや、95000キロで少しでも買い替えを考えているのであれば、壁を超える前に即売ってしまいましょう。
超えてしまうと買取価格が一気に下がってしまうからです。
逆に、買う立場で考えた場合は、5万キロを少し超えた中古車は割安で購入できるケースが多いです。
ですから、そのあたりを狙ってみるのも面白いでしょう。
買い替え時期のための下取り・買取り相場調べをしよう(まとめ)
自分が持っている車の現在の市場価値をある程度把握しておくことも、買い替え時期を判断するためには大切なことだと考えます。
例えば
- 調べた時点で高額であること
- 今後は相場が下落する可能性のあること
- 現状ですでに市場価値が低くなっていること
などがわかれば、どのタイミングで買い替えるかをより判断しやすくなりますよ。
一括査定に申し込めば売却の意思を固められそうな場合は実査定までの流れが早く、競合による高額査定を狙うこともできますね。
また、メールのみの自分ペースのやり取りで話をすすめることができるサービスや、電話も査定も1回だけといった新しいサービスも登場しています。
年数が経って今の車を買い替えようか悩んでいるなら、上記を踏まえて高額査定を目指していきましょう。
車の買い替えは年数でも判断しよう!車の一括査定で愛車の値段をチェック!
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