中古車の個人売買は危険がいっぱい!?
車を高く売る方法(買取価格を出来るだけ高くする方法)として
- 個人売買(ヤフオクなど)
- オークション代行
- ディーラー下取り(引き取り含む)
- 中古車販売店での下取り
- 買取専門店への売却
など、さまざまな方法があります。
では、この中で車を高く売るには、どの方法がいいのでしょうか?
中古車の個人売買なら中間マージンを取られないから、中古車でも相場より高く売ることが出来るのでは? もしあなたがこのように思っていて、愛車を高く売る為にオークションなどで中古車を個人売買しようと思ってるならちょっと待ってください! たしかにネットオークションなら大手の中古車買取の相場よりも高い金額で入札される可能性もありますが、個人がオークションを利用するのはあまりおすすめ出来ないんです。 なぜなら中古車の個人売買で車を高く売るのにも売れたら終わりではなく、法的な書類や自動車の輸送など交渉ごとを全部自分でやらないといけないから。 だから入札者とトラブルになることも多いんです。ただでさえ普通の商品の受け渡しでもトラブルがあったりするのに自動車ですからね。 相手も何か少しでも不具合があればクレームをつけてきたりします。それら全ての交渉を、自分がやり取りしなければならないんです。 だからこそ「買取業者より中古車を個人売買したほうが車を高く売れるだろう」くらいの軽い気持ちで車をオークション出品すると大火傷します。 そこで今回はあとから後悔しないために知っておくべき知識、中古車の個人売買の実際の売るまでの流れやトラブル対策法について解説します。 ユーカーパックのユーカー査定のメリットはオークション形式で最大1000社もの車買取業者、中古車販売店にみてもらえること。 オークションに直接出品して車を売るようなものなので、無駄な中間マージンが発生しません。 個人情報が複数の買取店に送信されず、電話も査定もユーカーパックの1回だけなので個人情報が心配という人だけではなく、とにかく1円でも車を高く売りたいという人向けです。ユーカーパック
中古車の個人売買の流れ
知り合いにクルマを譲る。インターネットで見つかった人からクルマを買う。
そういった中古車の個人売買の時に気になるのが、どういった流れで進み、何をすればいいのかということです。知り合いに譲る場合は、以下のような流れが一般的です。
- クルマの状態を互いに確認し、車両代金について合意
- 自動車税の未経過分の扱いなどその他の費用についても決定
- 契約書を交わす
- 代金の支払い
- クルマの引き渡し
- 名義変更(※購入者=新オーナーがすることが多い)
- 任意保険の手続き
知り合いではなく、インターネット上で売買する相手を見つける場合には、この前に「サイトやアプリに登録する」という手続きが加わります。
諸費用についてはサービスごとにルールが決まっていることも多いので、このページで予め確認しておきましょう。
中古車の個人売買をする方法
中古車を個人売買するには、主に次の2つの方法があります。
- 中古車の個人売買(代行)サービスを利用する
- 中古車の個人売買掲示板を利用する
そもそも個人売買のメリットとしては、間に業者が入らない分、マージンを抑えられるので出品側も購入側もお得になることです。
デメリットとしては、トラブルや詐欺の被害に合う可能性が高いこと。
個人売買は基本相手を信用しての取引になりますが、よくあるトラブル事例として「振り込んだのに商品が届かない」「売られているものと実際に届いた商品が異なる」「書類の不備がある」などがあげられます。
中古車の個人売買サービスの特徴
中古車を個人売買するには、主に次の2つの方法がありますが、まずは中古車の個人売買代行サービスの特徴を紹介します。
サービス名 | 特徴 | |
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出品側 (売る側) | 購入側 (買う側) | |
オートインフォ |
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カーコン・マーケット |
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クルマジロ |
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ミエルカ |
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上記以外にも、中古車の個人売買サービスとして「ガリバーフリマ」「Ancar(アンカー)」などがあります。
これらのサービスは、すべて間に業者が入っているものの、基本的には個人対個人の売買でトラブルが起きそうな金銭面や面倒な手続き部分を業者が代行して行ってくれるサービスです。
金額のメリットとしては、出品側も購入側も通常の方法に比べて、約5~10万程お得になります。
中古車の個人間売買掲示板の特徴
二つ目の方法は、個人売買の掲示板を利用する方法があります。代表的な掲示板は以下の通り。
サービス名 | 特徴 | |
---|---|---|
出品側 (売る側) | 購入側 (買う側) | |
ウルゾー |
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Old Car Network |
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これらの掲示板のメリット・デメリットをまとめると上記になります。
こちらの掲示板は、個人が掲示板に売りたい車を書き込み、個人が買いたい車を探して、その人と掲示板やメール等で直接やり取りして車の売買を行うことができます。
金額のメリットとしては、出品側も購入側も通常の方法に比べて、約10~20万程お得になります。
ただし間にまったく業者が入らず、個人対個人で取引を行うのは、慣れていない方はとりわけリスクが高くなります。
直接やり取りするということは、完全な自己責任で取引を行うことに他なりません。その覚悟がなければ、個人売買の掲示板を利用するのは止めておいたほうがいいでしょう。
中古車の個人売買で必要な手続き
お店で売買すれば、代行してもらえることが多い様々な手続き。しかし中古車を個人で売買する場合は、自分でやらなければならないので注意が必要です。必要な手続きは以下の通りです。
必須の手続き
- 名義変更
やっておいた方が良い(人によっては必要な手続き)
- 契約
- 任意保険の契約解除、登録車両入替手続き、または加入の検討
名義変更には、後でご紹介する書類のほかに、移転登録手数料(500円)など一定の費用も必要になります。
名義変更をしないまま放っておくと、自動車税が前オーナーに課税されてしまったり、事故に遭った場合などにトラブルの原因になったりするので、速やかに手続きをするようにしましょう。
また知り合い同士だとどうしてもおざなりにしがちな契約も、きちんと交わすことをお勧めします。クルマというのは、今日問題なく動いていても、明日は急に動かなくなる可能性もあるものです。
お互いに気付いていない不備が起こった時にどうするのか予め決めておく必要があるということですね。
インターネットで見つけた相手などであれば、契約はなおさら重要です。クルマが盗品であった時の責任や、売買後に欠陥が見つかった時の責任などを予め決めておきましょう。
中古車の個人売買で用意すべき書類
では、個人で中古車を個人売買する時に必要な書類は、どのようなものがあるでしょうか。名義変更で使う書類に加えて、クルマと一緒に引き渡す必要がある書類もあるので、抜け漏れがないようにチェックしましょう。
個人売却側(前オーナー)が用意すべき書類
- 自動車検査証(※名義変更に必要、その後は車内で保管)
- 自賠責保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 委任状・譲渡証明書(※名義変更に必要)
- 印鑑証明書(※名義変更に必要)
- リサイクル券
- 住民票・戸籍謄本(※車検証に記載されている住所と現住所が異なる場合)
購入側(新オーナー)が用意すべき書類
- 車庫証明(※名義変更に必要、警察署にて取得可能)
- 印鑑証明書(※名義変更に必要)
車を個人売買する際の注意点
車の名義変更の手間はあるものの比較的簡単にできる個人売買ですが、個人売買ゆえに起こるトラブルに巻き込まれている人がいるのも事実です。
実際にどのようなトラブルが起きているのか、みていきましょう。
中古車の個人売買のお金が振り込まれない
中古車の個人売買で起こるトラブルの中でも多いのが、お金が振り込まれないというケースです。
約束した日になってもお金が振り込まれない、車を渡したのにお金を払ってくれない、まだ代金をもらっていないのにお金は既に払ったとウソを言われた、といったトラブルです。
対策方法としては、代金引換にするのがおすすめです。
売り手が車を引き渡すときに買い手に現金で代金を払ってもらうようにすれば、車を手放したのにお金を払ってもらえないというリスクを避けることができます。
でも現金の額が大きくなると手渡しでもらうことに抵抗を感じる人もいると思います。
また現金を持ち運びたくないという買い手もいると思うので、現金引換を条件に車を売るとなかなか買い手がみつからないということも頭に入れておきましょう。
中古車の個人売買の書類が揃わない(名義変更ができない)
車を個人売買する際には名義変更が必要となりますが、この際に用意する書類が揃わなくて名義変更ができないということもあります。
売り手と買い手の双方が必要な書類を準備した上で陸運支局に行くことが必要ですが、「仕事がある」や「陸運支局までが遠い」といったことを理由に相手が陸運支局に行こうとしないケースもあります。
その場合でも相手の委任状があれば、名義変更を行なうことは可能です。しかし、相手がなかなか委任状を準備しない、必要書類を送ってくれない、という場合は名義変更をすることができません。
せっかく車を売るために多くの時間を割いても必要書類が揃わなければ車を売ることができなくなります。
中古車の個人売買では、このような事態が生じる可能性があるということも思いに留めておきましょう。
中古車の個人売買の配送の手配ができない
中古車を個人売買する際の正しい手順は、名義変更が完了した後に車を引き渡すというものです。
しかし、名義変更した車を売り手に引き渡したいという場合、その車を自分で運転するのはよくありません。
その車はもう所有者が変わってしまっているので、車を運転して運ぶのはトラブルの元となるからです。
なので車の配送の依頼をすることになりますが、そうするとかなりの費用がかかることになります。
売り手側がその費用を負担するのは難しいでしょうし、買い手側に車の配送のための費用を請求すると「それなら購入はやめる」という話になる可能性もあります。
車の配送の手配を安く済ませることができない場合は、個人売買にはあまりメリットはないといえるでしょう。
売買後に車が故障してしまった
車を売る前はとくに問題がなかった車でも、売った後にすぐ故障してしまったという場合、大きなトラブルになることがあります。
買い手側としては、「故障車と知っていながら黙って売ったのではないか」と売り手に対して疑いの気持ちが生じるからです。
このようなトラブルを避けるためには、売り手側が車を売る前に車のコンディションをチェックして必要な修理を済ませた状態で売るようにすることが大切です。
しかし、どんなにコンディションのいい車でも急に調子が悪くなることはあるので、売り手のもとに車が渡った後にトラブルが生じることはあります。
中古車の個人売買で買った車が盗難車だった
中古車の個人売買で買ったものの、買った車が盗難車だったというケースもあります。その場合は車を本来の持ち主に返さないといけなくなるので、車を探した時間や中古車購入のための手間が台無しになってしまいます。
売り手となかなか連絡がつかず、払った代金も返してもらえないという可能性もあるので、個人売買で車を購入する際にはこのようなリスクがあることも覚えておくようにしたいものです。
中古車の個人売買サイトの情報と実物の違い
中古車の個人売買のサイトで車を売りだすときに伝えていなかった事故歴や車の傷などについて買い手に後で指摘されるということもあります。
悪意はなかったとしても、買い手にとっては売り手が悪意をもって隠していたという風に取られることが多いです。
その場合は大幅な値引き交渉につながることがありますし、大きなトラブルに発展することもあります。
中古車の個人売買でトラブルを避ける方法
知り合いとの中古車の個人売買はともかく、フリマサイトやアプリで出会った相手と売買をするためには、トラブルを避けるための工夫が必要です。
その一つの方法が、「予備検査付き」「一時抹消渡し」と呼ばれるもので、一次登録抹消したクルマに仮の車検を付けて売るものです。
仮の車検証しかついていない状態なので、購入者が名義変更や登録をしなければ乗ることができません。そのため、名義変更のトラブルなどを防ぐのに有効です。
その他に、きちんと状態の査定をしてくれたり、名義変更を代行してくれるサービスを使うという手もあります。
名義変更には、住民票や戸籍謄本などの重要な個人情報が必要になることもありますが、これを見ず知らずの人に渡すというのは不安なもの。
きちんとした企業に代行を依頼することで「名義変更されずに放置されていた」といったトラブルも避けられます。
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